10年7月のPMIは51.2、17カ月ぶり低水準
中国物流採購聯合会が1日発表した2010年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51
.2だった。前月から0.9ポイント低下し、3カ月続けて前月割れとなったほか、市場予想の
51.4も下回った。好不況の分かれ目となる50を17カ月連続で上回ったものの、指数は17カ
月ぶりの低い水準まで低下した。
PMIを構成する11カテゴリーのうち、前月を上回ったのは雇用指数のみで、1.6ポイント
の上昇。そのほかの各指数はそろって前月を下回った。うち下落幅がもっとも大きかった
のは生産指数で3.1ポイント低下。このほか、新規受注指数、新規輸出受注指数はそれぞ
れ前月比で1.2、0.5ポイントの下落幅を示した。また、完成品在庫指数は1.4ポイント下
落し、50を割り込んでいる。前月に7.6ポイントの大幅下落を記録した調達価格指数は0.
9ポイントの低下だった。
業種別では、指数を構成する20業種のうち、50を上回ったのは金属製品、電機、汎用設
備など。一方、輸送用機器、化学製品、飲料などが50を下回った。
同聯合会のアナリストは7月のPMIが3カ月連続で前月を下回った点について、中国の経
済成長の減速傾向を示すものと説明。また、新規輸出受注指数の下落継続は、輸出が鈍化
ペースを加速させる可能性を予想させるとした。ただ、同アナリストは、内外環境が前年
に比べ改善傾向を鮮明にしていることに加え、投資の伸びが大きく下振れることは予想し
にくいため、輸出が再びマイナスに転落する可能性は低いとした。その上で、中国経済は
この先も安定成長を続け、通年の成長率は約9.5%を確保するとの見通しを示している。
